this is us をseason2まで見ました。

Amazonプライムで、this is us を2ndシーズンまで見ました。

良いドラマですね。セリフ表現にシナリオライターの思想が露骨に出ていて、批判されているエピソードもありますが、そこを除けばとても良いドラマだと思いました。
とくにseason1ではたくさん泣きました。
ネタバレになるので詳細は書きませんが、
幸せってなんだろうな、って考えさせられるドラマです。
そして、幸せがふとしたきっかけで壊れてしまう、人生の不条理さと、
そこから立ち直る人間の強さと、支えてくれる人間の愛と、
いろんなものが詰まったドラマだと思います。

2周目をゆっくり味わいながら見たいと思います。
(season2まで見終えてから最初に戻ると、主人公たちの精神的な成長がとてもよくわかりますね。)

season1でケイトが歌っていた、time after timeの、voice avenueによるcover
https://youtu.be/tpm_kITevv0

火曜日

まずは毎日書くことを目標に。今日も融けるような暑さでしたね。
アパートのエアコンが全然効かなくて困っています。

夕飯に久々にリンガーハットの野菜たっぷりちゃんぽんを食した。
もうちょっと鮮やかな野菜を混ぜて欲しいな。青ネギとかにんじんとか。
若干、ウサギの気持ちになった。

3連休の帰省

会社のお盆休みというものが無いので、この3日連休を使って東京の実家に少しだけ帰省してきました。

lemon

帰省のついでに、丸善丸の内店4階にあるMaruzen cafeに行ってまいりました。
で、せっかくなので梶井基次郎の「檸檬」モチーフの、レモンムースのケーキを。
検索して出てくるレモンムースよりも、見た目が可愛くなってますね。
夏にぴったりの、ほのかな酸味の優しいケーキでした。

丸善は、普段の土日に比べると人は少なめでしたが、
まぁまぁの人出でしたね。

早く新型コロナが収束してくれると良いですね・・・

フランツ・カフカ『アメリカ』(中井正文訳、角川文庫)

アメリカ (角川文庫)

アメリカ (角川文庫)

 

カフカの『アメリカ』を読了しました。
作品の解説やら感想はとりあえず置いておいて、
とにかく、作品の終わり方がとても良かった。

それが、作者が意図した終わらせ方なのか、
単に未完であったのかは検討の余地があるとは思いますが。
(というかその辺は私が言及するまでもなく、
 分厚いカフカ研究によって詳にされいるのかもしれませんが)

章立てを紹介しておきます。
第1章 火夫
第2章 伯父
第3章 ニューヨーク近在の田舎屋敷
第4章 ラムシーズへの道
第5章 オクシデンタル・ホテル
第6章 ロビンソン事件
第7章 隠れ場所
第8章 オクラホマの野外劇場


主人公カール・ロスマンの作中での遍歴から、
新しい土地でどういう不条理が待ち受けているかは想像に難くない・・・
いや、新しい土地でようやく今までの苦労は報われるのか・・・

想像を大いに膨らませ、期待と不安を抱きつつページをめくると、
突然、物語は終わっているのです。

自分ではどうしようもない、外的要因によって目まぐるしく変転する主人公の境遇、
読み手からすると、
あるときは自分に重ねて共感し、またあるときには傍観者として同情し・・・

激しく感情を揺さぶられるというよりは、
世の中の不条理のなかで抵抗できずに生きて行かざるを得ない人間の、
一人の人間の無力さを、
痛感させられる一冊でした。